理事長挨拶

 

 神奈川県ラグビーフットボール協会
理事長 丹治 明

  平成13年度の 様々な事業が無事に終わりましたことをこの場を借りましてお礼申し上げます。

 年度初めの個人会費の導入により、混乱を招いたスタートでありましたが、皆様方のご協力・ご援助により運営出来ましたことを誠に感謝致しております。

 さて県内のチームに目を向けて見ますと、大学選手権において関東学院大学が2年連続4回目の優勝をしました。その戦いぶりは、まさに他のチームを寄せ付けず年々進化しているラグビーを展開しました。2年間学生界では、負け知らずの強さと守りの高さを見せつけ、王道驀進・突出している感は否めません。指導陣のあくなき追求並びに選手の意識の高さが更なる発展を生んでいる様である。

 社会人においては、三菱重工相模原が、東日本社会人リーグに昇格しましたが、残念ながら実力を発揮出来ず残留出来ませんでした。変わって、日本IBMが昇格しました。両チームの今後の活躍を期待しております。

 高校においては、慶応・法政二・桐蔭の三強が競い合い、全国的レベルを維持して、活躍しております。全日本高校・U19に選出された選手がおり、質の高さを誇っています。

 しかし、トップの活躍とは裏腹にラグビー界にとっては“厳しい冬の時代”が続いています。少子化によるラグビー人口減少が見られ、その対策として日本協会・関東協会・県協会で対策を講じていますが、なかなか名案見つからないのが現状であり、あらゆる面での小さな努力を重ねる必要性を切に痛感致します。 

 ラグビーを取り巻く環境(施設の確保、情報の発信、プレイヤー以外の関係者の確保等々)やラグビーの持つ特性(面白さ、精神、思いやり、自己犠牲等々)のアピールに力を注ぎ、普及・育成に努めたいと思います。ラグビースクールやタグラグビーで芽生えた小さな芽を長いスパーンで育てて大きな花を咲かせることが出来る様皆様方のご協力をお願い致します。