大和CCラグビースクールの2002年は、激動の一年でした。
思えば開校して8年。10人の練習生と1人のコーチから始まった大和CCラグビースクールでしたが、気がつくと練習生の数も80人を越え、コーチの人数も30人を越しました。
あんなに広く感じた練習場のセシリア学園グラウンドは、今では日曜の朝、まさに芋を洗う様な慌しさです。
明けて2003年。チビッコラガーマン達のスキルが急にアップし始めました。
下級生が上級生に勝ってしまうなんて事件も多発しております。昨年末、法政二高に進学したOBが高校ラグビーの頂点、花園に出場した事が練習生達の大きな誇りになっている様です。
また、新春、県央チームに在籍中の大和CCラグビースクール中三生3名が神奈川代表に選出され、ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場で大活躍した事も、小さなラガーマンスピリットに炎を点させた事は言うまでもありません。
グラウンドの脇で我が子を見守るお父さん方を熱い眼差しで見つめる一人の男性!現代に生きる女衒!ならぬ男衒の、我らが石見校長。
彼は言葉巧みにお父さん方をコーチに誘い、気がつくとスパイクを履かせ、試合まで出させてしまう得意技を持っています。
その数、実に30人!昨年はコーチユニフォームまで作り、菅平サニアパークデビュウを果たしました。
もちろん、ラグビー未経験のお父さんが大半です。
試合後、缶ビールを傾けながら、「ラグビーっていいですねぇ!」。
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な〜んだ、みんな子供より自分がラグビーやりたかったんじゃないですか!家族団らんがラグビー話で盛り上がる、そういう親子付き合いも中々素敵だと思いますよ!
今年の目標は、恐れ多くも、全学年のブロック優勝。 更に新生・中学生チームの1勝であります。
ただし、優勝は単なる目標であります。
大和CCラグビースクールは、強豪・常勝チームのみを目指しているのではありません。
指導方針はあくまでも、「ラグビーを通して健全な人間形成をはかり、元気な明るい強い子を育む事」であります。「なんでぇ!何時になったら勝てるんじゃあ!?」と問われても、目先の優勝のみを目指すのでは無く、何年か経って、桜のジャージを目指す子供がたくさん出てくれたら良いなぁ!と信じ、腹が出て頭も薄くなったコーチも必死に走っている訳であります。
なお、大和CCラグビースクールのCCは、COUNTRYCLUB の略称ではありません。
スポンサーにゴルフ場が付いている訳ではないのです。
試験に良く出る英単語、COURAGE(勇気)、CO-OP-ERATION (協力)のCCであります。
とはいうものの、英単語が乱れ飛ぶ、堅苦しいスクールではありません。
校長の性格そのままに、大人も子供もいつも笑い声が絶えないラグビースクールであります。
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