ラグビースクール委員会報告
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ラグビースクール委員長 本 間  修
 スクール活動に対し、皆さまの暖かなご配慮、ご協力に感謝を申し上げます。現在神奈川県下には、各地域を単位として16のラグビースクールが活動をしております。
 20名程度のこじんまりしたスクールから、300名におよぶ生徒を対象とする大きなスクールもあります。その生い立ち、スクール活動への考え方もさまざまにあるわけですが、16のスクールがそれぞれの立場・考えを尊重しながら、ともに連繋し活動ができていることにちょっとした誇りと感動を覚えております。
 平成15年度は、幼稚園から中学3年生まで総勢1500名という在籍者となりました。ラグビー人口の減少・低迷が嘆かれている中で、毎年わずかずつですがその数は増えています。
 したがって指導者たちは、子供達にどういうふうにラグビーの悦びを伝えていくか、中学での活動にどうスムーズに繋げていくか、その上のステージである高校・大学にどのように送り出していけるか、そのような事を日常の活動の中で考え、話し合って工夫をしてくれております。

 毎月の各スクール代表者との話し合いの中で、年間の計画を立て、各部会に分かれて、指導者の交流・研修会、子どもたちの交流の試合、秋の公式戦、横浜スタジアムの大運動会、中学生の三ツ沢東西対抗戦などをメインの行事に据え、実行しています。小学3年から中学生の学年別の公式戦は、チームの数の増大もあり、グランドの確保、レフリーの割り当て、雨のときの対応等、競技・CSの部会の方には大きな負担をかけております。
 本業もきちんとおやりになりながら、スクール活動も立派に運営をされていることには、いかに好きなこととはいえ、まことに頭の下がる思いがいたします。
 そのような背景から本年は、公式戦の数をしぼり、交流戦や各チーム間での定期戦で補おうという、従来とすこし違ったやり方を試みたりいたしました。
 どのような声、反省が出てくるでしょうか。

 メディカル・安全面については、どうしても専門の方が必要となりますので、我々の仲間内でやりきれない部分が残っているようです。

 まだまだ課題はあります。また関東協会からの推薦をいただき、選抜チームを編成し参加する、花園での全国ジュニア・ラグビー交流競技大会は、中学生たちの大きな励みになっています。
 ただお正月という事もあり、コーチ、スタッフには並々ならない負担をかけていることに、ちょっと心を痛めてもおります。
 このような活動で育っていった子どもたちが、高校・大学・社会人などで活躍していることを聞くと、本当に嬉しくなります。

 また、ラグビーを続けなくても、体力がなくてグランド1周もできなかった子が楽々と走っている姿を見ることや、いじめっ子・いじめられっ子がいつのまにかみんなの輪の中で楽しそうに遊んでいる姿を見たときも、スクール活動に関わっている喜びを感じています。
 子どもたちのラグビーをもっともっと皆さまに見ていただき、根っこのところのラグビーを知っていただきたいものと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

試合結果
平成15年度 神奈川県ミニラグビー大会
平成15年度 秋期 神奈川県少年ラグビー大会