川崎市ラグビーフットボール協会
理事長 粕 谷  行 雄
 パラパラと集まるラガーマン。あちこちで「おい人数は揃ったか」と声が聞こえる。
 彼此10年近くなるだろうか。毎年この時季になると原稿を考えながら危惧感を覚える。
 サッカーに比較すると何故、と思ってしまう。サッカーお宅の娘に聞くと「お父さんラグビーに比べると日本のサッカーレベルは低いんだよ」と慰められるような返事が返ってきた。
 なんでと聞くと、各地にクラブを雨後の竹の子のように作り、商業ベースにするため強くても弱くても良いのだとの事だ。
 その話を聞いて、なるほどと思ったがそうは言っても現実に国立に6万人もの集客力を持ち、小学生レベルのサッカー教室やクラブも無数に有る。
 先日なにかのTV番組で、各種スポーツが生き残るには選手の育成と共にスター選手を育てる協会のあり方が必要だ、とのコメントを誰かが話しをしていた。
 日本にはありとあらゆるスポーツが根をおろしている。
 それを子供達が取る選択肢とするならば実に良いことと思うが、我々ラガーマンにとっては寂しい事でもある。
 早稲田大学がNPO法人のクラブを作り、その中でラグビー部も事業の一環として入っていたが、それもひとつの手段かなとも思った。
 たとえば神奈川県協会でNPOを作り、どこでも自由にクラブを出入りする事も・・・・・・・無理か。
 人間柵に捕らわれ、やれ学閥だなんだとの関係も噴出し結局は「ダダダダーンだ」。しかし考えなくては、なにか実行しなくてはいけない。
 サッカーは何故人気スポーツになったか。
 ラグビーは何故落ちこんだのか。
 だが阪神地方はチームも多いし強い。
 どのようにしたら浪花みたく盛り上げられるのか。
 今後の課題かな。
 ラグビーにはまって40年。
 川崎市協会が今後取るべき道を考えると優しい道ではない。
 弱音を吐かないで一歩一歩努力して行く。・・・・・・・市協会の皆で。
 市民大会を振り返ると平成15年度もメンバーが揃わず、各チームともその編成で苦労しているようです。
 チームを維持するためどうするかは、リーダーを含めチームの努力が必要と考えます。
 社会人チームの不参加は非常に寂しいものがあります。
 来年度以降、参加チームが増加することを念じております。

*平成16年度事業計画

4月11日〜3月19日
川崎市ラグビースクール
等々力第2グランド他
4月25日〜6月20日
春季市民大会(一般の部)
等々力第2グランド
5月30日〜6月30日
春季市民大会(高校の部)
各高校グランド
7月4日
川崎市7人制大会(一般の部)
等々力第2グランド
9月27日〜3月13日
秋期市民大会(一般の部)
等々力第2グランド
10月11日
体育の日記念事業(親子ラグビー)
2月6日
川崎地区高校7人制大会