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(2008年 7月修正) |
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1 |
ラグビー精神の尊重 |
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タグラグビーは、ラグビー精神を尊重するプレーヤー、帯同コーチ、レフリー等関係者によって行われる。ラグビー精神に反する行為を行う者は、試合に参加することができない。 |
2 |
試合開始前 |
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双方のチーム代表プレーヤーがトスをし、勝った方が試合開始のフリーパス、またはサイドのどちらかを選ぶ。 |
3 |
試合時間並びに試合の開始 |
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試合時間は前半7分-ハーフタイム1分-後半7分とし、前半と後半でコートチェンジを行う。試合の開始並びに後半の開始はセンターライン中央からのフリーパスで行う。後半開始のフリーパスは前半開始のフリーパスを行わなかったチームが行う。 |
4 |
接触行為の禁止 |
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全てのプレーヤーは相手選手と接触をしないように努めねばならない。一切の接触行為並びに接触につながる行為をしてはならない。帯同コーチは、自チームのプレーヤーに接触行為並びに接触につながる行為を行わせない義務を負う。特に、以下の行為は厳禁とする。 |
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(1) |
ボールを持っている時 |
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1 |
防御側プレーヤーに対し、体当たりをする、あるいはハンドオフ、タグを取りに来た手を払うなどの接触行為。 |
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2 |
防御側プレーヤーとの接触を誘発する可能性のある行為。具体的には以下のような行為を指す。 |
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待ちかまえている防御側プレーヤーに向かって、または接近して過度の速度で直線的に走る。 |
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複数のプレーヤーが近接して待ちかまえている狭い間隙を、過度の速度で走り抜けようとする。なお、選手間の間隙が狭いか否かはレフリーが判断する。 |
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・ |
防御側プレーヤーとの接触が予見されるにもかかわらず進路、速度を変更しないで走る。 |
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・ |
タグを取られることが予見されるにもかかわらず、強引に直線的に走る。 |
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・ |
タグを取られた後、停止・パスをしようとせずに前進する。 |
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進行方向に背中を向けて走る、相手を交わすために1回転以上回転する。等 |
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(2) |
防御する時 |
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1 |
タックル、あるいは体を接触させながらタグを取る、タグを取った後相手プレーヤーと接触する等の接触行為。 |
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2 |
ボールを持っているプレーヤーとの接触を誘発する可能性のある行為。具体的には次のような行為を指す。 |
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タグを取りにいく際に、自分からは遠い側のタグを取りに行く。 |
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・ |
タグを取った後、ボールを持っているプレーヤーとの接触が避けられない体勢、速度でタグを取りに行く。 |
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接触が予見されるにもかかわらず、進路や速度を変えずに走り、タグを取りに行く。 |
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ボールを持っているプレーヤーの後方から抱きつくようにしてタグを取る。 |
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ボールを持ったプレーヤーの進行方向に足を出す。 |
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・ |
ボールを持ったプレーヤーの進路を、身体や足でふさぎながらタグを取ろうとする。具体的には、ボールを持ったプレーヤーと正対した際に、接触する直前までタグを取ろうとせずに前進したり、相手を逃げられないような状態に追い込んでタグを取ったりする等の行為を指す。 |
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両手を広げて防御をする。 |
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タグを取りに行く姿勢を取らずにボールを持っているプレーヤーに接近したり、ボールを持ったプレーヤーの前に立ちはだかったりする、等。 |
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以上については、身体の接触がなく、体格、年齢関係なしに誰でも楽しくプレーできるというタグラグビーの理念を否定する行為である。試合中にこれらのプレーが発生した場合、レフリーは試合を停止し、プレーヤーに注意以上の処分を科す。また、競技役員は、同一チームに上記のような行為が頻繁に起きていると判断される場合には帯同コーチに対し警告以上の処分を与えることができる。 |
5 |
フリーパス |
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(1) |
〔フリーパス〕とはボールを持ったプレーヤーがその位置から動かずに、レフリーの合図で、自分より後方のプレーヤーにパスをすることである。 |
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(2) |
フリーパスが行われるときに、プレーヤー並びにレフリーは次のようにしなければならない。 |
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1) |
ボールを持っている側 |
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フリーパスからの最初のパスをもらうプレーヤーはパスをする選手から2m以内にいなくてはならない。走りながらパスを貰う場合はそのスタートする地点を2m以内とする。 |
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2) |
防御側のプレーヤー |
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防御側は速やかに5m下がらなくてはならない。 |
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3) |
レフリーは防御側の全てのプレーヤーが5m下がったことを確認してからプレー開始の合図をする。防御側が速やかに後退しない場合、時間を空費する行為として罰する。 |
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(3) |
インゴール及びゴールラインから5m以内のフィールドオブプレーではフリーパスは行われない。この地域でフリーパスが行われる状況が生じた場合、その地点と相対するゴールライン前5mの地点からフリーパスを行う〔5mフリーパス〕。 |
6 |
プレー |
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(1) |
腰に2本のタグを付け、自立しているプレーヤーは、相手プレーヤーと接触もしくは接触を誘発しないかぎり、次の行為ができる。 |
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1 |
ボールを持って自由に動くこと。 |
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2 |
自分の真横、もしくは自分の後方にボールを投げること〔パス〕。 |
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3 |
空中にあるボールを捕球すること。 |
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4 |
地面にあるボールを拾うこと。 |
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5 |
保持しているボールをインゴールにつけること。 |
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6 |
ボールを持っているプレーヤーのタグを取ること。プレーヤーがタッチライン上、またはタッチラインの外にいても同様である。 |
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(2) |
プレーヤーは次の行為をしてはならない。 |
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1 |
2本のタグをそれぞれ左右の腰につけないでプレーする。 |
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2 |
ボールを持っていない相手プレーヤーのタグを取る。 |
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3 |
ボールを離したときの位置より前方にボールを投げる〔スローフォワード〕。 |
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4 |
保持している、または手に触ったボールを前方に落とす〔ノックオン〕。ただし保持しているボールを地面に着けただけではノックオンにはならない。 |
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5 |
相手を交わす以外の方法でタグを取ることを妨げる。 |
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6 |
相手のボールを奪う |
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7 |
あらゆる種類のキック。 |
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→罰:その地点で相手のフリーパス |
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(3) |
ボールを持ったプレーヤーがタッチラインを踏んだり超えたりした場合、また、投げたボールがタッチラインに触れたり超えたりした場合は〔タッチ〕となる。再開はタッチになった地点から相手側のフリーパスで行う。その際、ボールはタッチラインの外にいる、またはタッチライン上のプレーヤーが投げ入れる。 |
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(4) |
ボールを持ったプレーヤー及びボールが、タッチインゴール及びデッドボールラインに触れた、または超えた場合、停止直前にボールを保持していなかった側の5mフリーパスで試合を再開する。 |
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(5) |
インゴール及びゴールライン前5m以内で反則が起きた場合、相手側の5mフリーパスで再開する。 |
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(6) |
プレーヤーが自チームのインゴールにボールを着けた場合、相手側のフリーパスで再開する。 |
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(7) |
ボールを持っているプレーヤーが故意にではなく転倒した場合、レフリーは、それにより相手の防御の機会が失われた、あるいは試合の停滞が生じる、さらにプレーヤーの安全が確保できないと判断した場合、速やかに試合を停止しボールを保持していた側のフリーパス(タグの回数は継続)を命じる。ただし、プレーヤーの安全かつプレーの継続に関係がないと判断した場合はこの限りではない。故意の転倒は悪質な妨害行為である。 |
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(8) |
競技規則にない状況が起きた場合、レフリーは試合停止を命じ、停止直前にボールを保持していた側のフリーパスで再開する。 |
7 |
得点〔トライ〕 |
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(1) |
得点〔トライ〕は、左右の腰に1本ずつのタグを着け、自立しているプレーヤーが相手インゴール〔ゴールラインを含む〕にボールを着けることによって得られる。トライによって得られる得点は1点である。 |
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(2) |
次の場合は得点が認められない。 |
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1 |
ボールをインゴールに着けたときに両足がインゴールに入っていない。 |
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2 |
インゴールでタグを取られた後、またはインゴール直前でタグを取られ、惰性でインゴールに入った後ボールを相手インゴールに着けた。 |
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以上の場合、ボール保持側の5mフリーパスで試合を再開する。ただし、タグの回数は継続する。4回目のタグが発生したら防御側の5mフリーパスで再開する。 |
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(3) |
ペナルティトライ |
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レフリーは防御側の反則行為がなければトライが与えられたと思われる場合は、〔ペナルティトライ〕を与える。 |
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(4) |
トライ後の再開 |
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トライ後の再開はセンターライン中央からトライをとられたチームのフリーパスにて行う。ただし、トライの後、防御側が接触行為等の妨害行為をした場合、レフリーは当該プレーヤーに警告以上の処分を与えた上で、センターライン中央でトライをした側にフリーパスを与える。 |
8 |
タグを取る行為〔タグ〕 |
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(1) |
〔タグ〕は防御側プレーヤーがボールを持っているプレーヤーのどちらかのタグを取ることによって成立する。 |
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(2) |
タグが発生した場合、プレーヤーは速やかに次の行為を行う。 |
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1) |
タグを取られたプレーヤーは直ちに前進を止め、ボールをパスする。違反行為は〔オーバーステップ〕。 |
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2) |
タグを取ったプレーヤーはタグを相手に手渡して返す。タグを取られたプレーヤーはタグを腰に着ける。 |
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→1) 2) に違反した場合の罰:その地点で相手のフリーパス。警告以上の罰が与えられる時もある。 |
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(3) |
タグが発生すると、タグを取られたプレーヤーがボールを離した地点を基準として、ゴールラインに平行なオフサイドラインが生じる。オフサイドラインの前方にいる防御側のプレーヤーは速やかにオフサドラインの後方に下がる。下がりきれない防御側プレーヤーはボールを持った側のプレーヤーがパスをしたり走ったりするのを妨げないようにする。 |
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→罰:その地点に相対する防御側オフサイドライン上で相手のフリーパス。 |
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(4) |
インゴールでタグが発生した場合、5mフリーパスで再開する(タグの回数は継続)。 |
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(5) |
タグを4回取られた地点で、攻撃権は相手チームに移る。再開は相手側のフリーパスで行う。 |
9 |
アドバンテージ |
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レフリーは反則が生じてもプレーを継続することができる〔アドバンテージ〕。ただし、プレーヤーの安全が確保できないと判断した場合は速やかに停止を命じる。レフリーはアドバンテージを与えた側が地域的、戦術的利益を得られたと判断したらアドバンテージを解消する。そうでない場合は直ちにプレーを停止し、反則のあった地点で反則をしなかった側にフリーパスを与える。 |