中学委員会報告 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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中学委員会委員長 池田 啓彦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成14年度の中学委員会の活動は、年間最高峰のチャンピオンシップである第22回東日本中学生大会(平成14年12月26日 於:秩父宮)において、桐蔭学園中学校が初優勝という輝かしい結果で締めくくられました。 13年度末の第4回新人戦での県下中学校チームの大会参加状況は、桐蔭・慶應・公文の3校が安定した部員数を確保し、高浜・秋葉台の2校がかろうじて12名ずつ、その他の登録している7校についてはコンバインドチームの編成に頼る非常に厳しい状態でスタートしました。 大会結果は、優勝:桐蔭、準優勝:慶應、第3位:公文でした。桐蔭は年間を通して安定した力を発揮し、それを慶應と公文が追従する形の年度で推移しました。 各チームの特色は、桐蔭は平均体重85・を越える重量フォワードを擁し、スキルも知識も高いHO・伊藤君を中心とした非常によく練習された破壊力のあるモールの突進を武器に、判断の良い主将SO・指田君がゲームをメイクし、意識の高いディフェンスラインは年間を通して県内大会での失トライ数4と目を見張るものがありました。慶應は体格的に恵まれたチームではありませんが、非常に運動量が豊富なフォワード陣と、パス・キックに非凡なセンスを発揮したSO・佐藤君と、決定力のあるWTB・三木君のスピードを武器にしぶといラグビーを展開しました。 公文は高速バックス陣が魅力のチームでした。選抜チームにも選出されたWTB・林君は全国・関東交流大会でも群を抜いたスピードでフィニッシャーをつとめ、将来が楽しみな選手です。 他にも優れた人材が沢山いるのですが、チームの人数状況でエントリーできないケースもあり、コンバインドの表彰規定の見直し等、環境改善の必要性を強く感じます。 |
第16回春季大会も桐蔭・慶應・公文の3校で代表2校の座が争われました。3チームでのリーグ戦は判断材料を拡大するために初めての試みとして2節に分けて同じ顔合わせを2ローテーションしました。結果は優勝(第1代表):桐蔭(4勝)、準優勝(第2代表):慶應(2勝2敗)、第3位:公文(4敗)で終了し、第53回関東中学生大会に臨みました。 大会はA・Bの2ブロックに分けて双方8チームのトーナメントを実施しました。Aブロックは大会の前評判が非常に高かった成蹊中学校(東京1位)が、Bブロックは清真学園(茨城2位)優勝しました。 神奈川県は桐蔭がAブロックで優勝した成蹊に敗れたものの、深谷南(埼玉2位)を下して第3位、慶應がBブロックで成城学園(東京4位)との僅差のゲームを逃げ切り第3位で表彰されました。 第20回秋季大会では上位3校ともレベルが充実し、さらに秋葉台・滝の沢・高浜・日大の4校がメンバーをそろえて大会に参加しました。Aリーグ(桐蔭所属4チーム)とBリーグ(慶應所属3チーム)の2リーグで、それぞれの上位2チームが代表決定トーナメントに進出するシステムで運営しました。 結果は春と同じ順位と組み合わせで桐蔭と慶應が第22回東日本大会に進出しました。1回戦で慶應は東京1位の國學院久我山に終了直前まで同点の熱戦を繰り広げましたが、突き放され惜敗しました。桐蔭は1回戦の相手・早稲田実業(東京3位)を14−5、2回戦の相手・熊谷東(埼玉1位)を31−24、準決勝の相手・成蹊(東京2位)を34−31で下し、春の雪辱を果たしました。 そして12/26東日本大会決勝で男鹿南(秋田1位)を得意のフォワード戦で男鹿南の快足バックス陣を封じ込め、14−8で見事な逆転優勝を遂げました。1回戦から1試合も楽な展開のゲームはなく、いずれも強豪チームを相手に1トライ以内の試合、しかもほとんどが逆転劇という精神的にも体力的にも選手・指導者にとって大変ハードな重みのある、そして価値ある優勝でした。 この優勝は神奈川県の中学生ラグビーレベルの高さを知らしめ、県内の更なるレベルアップにつながることと確信します。平成15年度はわずかながら、競技人口が向上の兆しを見せている様子です。各チームの横の繋がりから全体のレベルアップを目指して精進する所存でおりますので、神奈川県ラグビー関係者の皆様の御協力を宜しくお願い申し上げます。 |
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