「ハンドリングリレー」 |
目的; |
ハンドリングスキルの向上。一人でもできる練習法の提示。 |
やり方; |
4人一組でリレー。 |
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(1) |
ウエスト回し |
(2) |
股下クロス |
(3) |
前後タッチ |
(4) |
股下ラン |
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ポイント; |
フィジアンの練習法であること、意義を説明。
人数分けゲームでテンションを挙げる。もちろん罰ゲームつき。 |
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※ストレッチ中はストレッチの意味と効果を説明。可動域が増すとケガしなくなる。パフォーマンスレベルが上がる。筋肉の準備(強く・速い動きが可能になる)。酸素摂取能力が上がる。日常生活からの気持ちの切り替えが必要。バリスティックの必要性も説明。 |
「タッチフット」マークマークタッチフット |
目的; |
考え工夫する力。コミュニケーション能力。 |
やり方; |
同じ走力同士ペアを組む。対面に以外のタッチは無効。アタッカーの走るコースをふさぐことは認める。 |
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ポイント; |
ボールから遠いところで動く(消える)こと。DFも前を見続けなければならない(マークを逃す)。クロスやループなど工夫。DFはコースを防ぐことで、ハリツキとサポートDFを意識する。その際にしっかりコミュニケーション。
観察→判断→伝達ができましたか?
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「ラインパス」 |
目的; |
ハンズアップ、ストレートラン、タメ、コミュニケーション |
やり方; |
4人一組で回して、向かいで待つ次のラインに渡す。 |
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ポイント; |
コミュニケーションを具体的会話にする。叫ばない。コールを放たない。
コーリングのタイミング |
変化(1) |
ボール2個で、両面から同時にスタートする。 |
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ポイント; |
事前観察力、状況判断力、決断力、コミュニケーション、インとアウト |
「ランダムラインアタック」 |
目的; |
状況判断能力、アウトナンバーとミスマッチの生かし方、スペース感覚 |
やりかた; |
コーチの後ろに5人ずつ程度並ぶ。コーチの「○対○」というコールで、その人数のアタックとDFがラインメイクし、パスアウトで勝負する。裏に出たあとの仕留め、抜けなかったときの獲得まで。DFはホールドでノーコンテスト。 |
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ポイント; |
ミスマッチに気付く。そのミスマッチを生かすライン幅を作る。
アウトナンバーを生かすコミット。引き付けて大外を余らせてやる。
ラインブレイクしたらしっかり外にステップを踏み、外を見る。外は上がる。トライまで、接点でボールを確保するまでプレーをやめない。 |
変化(1) |
タッチラインを2本用意。コーチの「ナロウ・ワイド」のコールで横幅を指定。 |
ポイント; |
味方のパス力も考慮しながら、有効なライン幅を作る。ナロウならばキャリアに対する深さを保ち、ゲインラインへの接近を重視すべきだし、ワイドならミスマッチをメイクするべき。
クロス、ワイドライン、外スワーブなど工夫。 |
変化(2) |
1列に7人並び、コーチがアタックの番号のみをコールして始める。
例えば、「1・3・4・7!」とコーチがコールしたら、2と6がDFの4対2になる。 |
★ ミスマッチをいかにつくか |
(1) |
ミスマッチに気付く |
(2) |
両サイドが動き、ミスマッチの扉幅を大きくする。1対1のスペースを大きくしてやる。 |
(3) |
パワフルFWが相手SHやSOなどをつく時は、ゲインライン付近まで接点を上げる。 |
(4) |
クロスやループによるマークチェンジの考え方も持つ。 |
「DFドリル 4対4」 |
目的; |
ツメDFの判断を誰がするのか、どういう動き・どういうコミュニケーションが求められるのかを理解。 |
やり方; |
説明後、1箇所で4対4をやる。アタッカーは平回しのみ。4人のどこかで抜きに勝負する。後半は飛ばしパスを認める。 |
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ポイント; |
(1) |
数が余られているのか、合っているのか、つまりツメでいいのか、ズレるべきなのか、判断できるのは状況が一番見える大外。内側はポイント周辺を見なければいけないので、状況が見辛い。必ず大外から「4対4ツメ」のコールを出させる。 |
(2) |
インサイドアウト(相手の内肩に立ち、真っ直ぐ出て外側へ動かし捕える)の考え方は1対1と同じ。ただし、自分のマークがパスを放ったら、スピードを落とすことなく、内側からサポートDFに走る。 |
(3) |
一言、「うちOK」と言ってやることで、味方の守備範囲を180度から100度程度に減らしてやる。安心して、強いタックルを入らせてやる。 |
(4) |
ボールが2個外まで移動したらカバーDFに走る。 |
(5) |
必ず1つ内側の選手がサポートタックルに入る。一人目が上なら下。下なら上にギャングタックル。ボールに絡んで取るところまでやる。 |
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「4対3」 |
目的; |
ズレDFの判断、動き、コミュニケーションを理解。 |
やり方; |
説明後、1箇所で4対3をやる。アタッカーは平回しのみ。4人のどこかで抜きに勝負する。後半は飛ばしパスを認める。 |
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ポイント; |
(1) |
判断するのは、やはり状況が一番見える大外。必ず大外から「4対3ズレ」のコールを出させる。 |
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※ |
ただし、この「ズレ」コールは「ズレたい」に過ぎない。「ズレれる」ではないことに、要注意。 |
(2) |
SO(ファーストキャッチャー)がパスを放った瞬間、一人分ズレる。そして、「振り切られること無くズレることができたら!」、「OK!」「ずれろ!」「プッシュ!」などチームで統一したコールを発する。そのコールがあってはじめて、外の選手は一つズレる。
ダメなのは、外の選手が内側に「ずれて!」
プロップとBKのミスマッチ、相手との走力状況などで、決して「ズレたいけどズレられると決まったわけではない」。外が勝手にズレると、ラインブレークされることになる。判断とコールはあくまで内の当事者。 |
(3) |
ただしこれは、1番内にいた選手と2番目にいた選手の間で、ズレが成功したに過ぎない。ラインすべてがズレれた訳ではない!2番目がズレて相手に行けるかどうかは、またも相手との相対的走力次第。3番目の選手は勝手にズレない。2番目の選手のコールが出て初めて、外にズレる。つまり、「プッシュ⇒プッシュ⇒プッシュ⇒プッシュ」と、一人ずつ輪唱するようにコールがでたときに、ライン全体でズレが成功する。 |
(4) |
外側の選手が前に出ると、コールに反応できない。内側の状況が周辺視で見えるように、若干下がる。その分、内側の選手が前に出ることが大切になる(出ないと外が出られない)。ズレの基本はシャローアウト(しっかり前に出てズレる)であり、ディープアウト・ステイ(後ろで待ちながらズレる)ではない。ディープアウトは安易に使うべきではない、例外プレー。 |
(5) |
内側からサポートDF。2つ外に行った場合にツメのときのようにカバーDFに走るのか、内側から追い続ける(回せば回すほど、内から追う人数が増え壁が分厚くなるイメージ)のかは、チームの約束事で決める。曖昧だとFBとSHがDFし辛い。 |
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DFランダム |
目的; |
状況への観察・判断・伝達、ツメとズレの使い分け |
やり方; |
ランダムラインアタックの時と同じように5人ずつADが並び、進行方向を向く。コーチが中間を歩き、背中をそっと触って選手を指定。「用意ハイ」で、指定された選手だけがメイクライン。状況を判断し、DF種類を伝達、基本の動きでDFする。 |
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ポイント; |
総復習
アタックはランダムラインアタックのときに学んだことを出し切る。アウトナンバー、ミスマッチ、ゲインライン、サポーターの位置を考えたアタック。 |
「フランス式ラインアタック」 |
目的; |
平面でなく立体で攻めることで、DFを絞らせない。
「観察→判断→伝達」セッションの総復習 |
やり方; |
5対3(2プラス1)
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ポイント; |
BKの内側にFWはポジショニング。多様な選択肢を持つ。ランナーはファーストアングルとセカンドアングルを意識。 |
「対面シャトル」 |
目的; |
ランニングフィットネス、反応速度、ボディーバランス、DF基礎、ステップワーク、チェンジオブペース、楽しんできついことをやる |
やり方; |
同じ走力同士ペアになる。片方がアタック、もう片方がDF。
50メートルの範囲を、横に逃げまくる。2アーム離れたらDFミス。
変化(1) |
笛で寝る |
変化(2) |
笛で押し合い |
変化(3) |
笛で攻守交替 |
30秒(レスト60秒)×2(攻守)×3セット+1
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ポイント; |
動きを止めない。自己申告でポイントを数えて対戦意識を持つ。
レスト中はジョグで乳酸を除去する癖をつける。 |
「クールダウン」 |
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※ 疲労除去、ケガ予防、メンタルクールオフ、日常への切り替えなど、必要性を説く。 |
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